1957-03-06 第26回国会 衆議院 国土総合開発特別委員会 第4号
ことに戦前北海道には、拓殖費という別個の項目を設けて、この予算の実施に当って参りました。今日においてもさような伝統、習慣を引き継いで、北海道の開発には特殊の事情を認めて、北海道限りにおけるそれぞれの所見を盛って予算が編成されてきておるものと私は考えるのでありますが、それに相違はございませんか。
ことに戦前北海道には、拓殖費という別個の項目を設けて、この予算の実施に当って参りました。今日においてもさような伝統、習慣を引き継いで、北海道の開発には特殊の事情を認めて、北海道限りにおけるそれぞれの所見を盛って予算が編成されてきておるものと私は考えるのでありますが、それに相違はございませんか。
十七億七千九百万、その十一本とそれから特殊河川と申しまして、これは以前北海道では拓殖費で全額国費で改修をいたしておつた河川がございます。それを現在は特殊河川改修と呼んでおりますが、これも今の十七億の中に含まれております。現在やつております本数は十本でございます。
昔北海道拓殖費というものがあつた当時、北海道拓殖のための鉄道の建設費の利息をたしか十年だつたか二十年だつたか忘れたけれども、補給しておつたものだ、だから少くともそういう何かの方法を講じなくちや駄目じやありませんかという意見を申上げたくらいでありまして、私はできるならば総合開発というようなものは、道路なり鉄道なりなしにできるはずはないのでありますから、これはやはりいわゆる総合的にあらゆる面の経費を一括
それから特殊河川改修費、これは土地改良事業等の総合開発でありまして、従来の拓殖費のものであります。川の規模としては中小河川に相当する程度のものでありますけれども、全額国費で改修することにいたしております。 あとは直轄河川維持費、直轄河川調査費等がありまして、さらに河川改修費補助、これは道で実施します内地のてございます。
これは従来は北海道拓殖費で設置運営され、その後農林省に変りましてからも大体鮭鱒の孵化放流関係は全額国費で見て参つたのでありますが、これを、その内容もそうでございましたので、対外関係等もあり、国として鮭鱒の放流事業を国自身の責任でやるのだということに相成りまして、二十七年度から国の直接の経営に切替つたのでございます。
御承知のように北海道のてん菜は寒地農業経営上、不可欠の重要な作物でありまして、古くから特に北海道拓殖費によつて保護助長を受けて、戰後におきましても画期的な増産をはかつて参つたのであります。
これでよいと思われるならばそれでいいのでありますが、甜菜糖は過去二十年の歴史を有しておりまして、その当時もうすでに拓殖費として国庫より相当の補助金を出しておつた。昭和二年から十年までの調査によりましても、合計九百七十万円を補助しておる。一年平均が古十万円であります。また十一年から十九年までの助成金が千百万円、一年平均百二十万円の助成金を出しておる。
というのは北海道拓殖費は七十五億今年はございますが、当時は十二億ばかりこれは道会の決議を経るわけでも何でもないのであります。普通であれば国の補助費はすべて府県会を通して行く。北海道においても補助費関係は通つて行きますが、国の直轄事業関係は通らないのであります。同じ道庁でありましても、国の機関というやり方でありまして、これはまるつきり各府県の県庁とは違うところであります。
二十二年の頃に内務省が解体されまして、そうして拓殖費がなくなつて、各省に拓殖事業が配分されたのでございます。農林関係は農林省に配分されたのであります。農林省におきましては、是非とも農林省の管轄になつたならば、立派な一つ土地改良開拓をやりたいのです。
それから人のことは拓殖費なんかも込めて申上げます。それから補助事業に附随した官吏が八百名おるわけであります。従いまして四千何名になるわけであります。これは国の官吏のほうであります。それで道のほうでは開拓関係は、経費におきましては国の補助と、それから純道費と、人におきましては八百名の官吏とそれから道の吏員とで現在構成しておるわけであります。
併しそれが増額されたといつても、現在の町村における河川の改修、道路の改修並びに新築というものは、全額拓殖費と申しますか、開発費に仰がなければ、完全な町村における自治体の成長はできないというような点が、すでに増田大臣も御承知の点でありまして、これを全部国費によつて出先機関が行うということは、これはこの際当然考えられるべきである。
その五條、八條を更に申上げて見ますと、「国道二関スル費用ハ当分ノ内国庫ノ負担トシ拓殖費ヨリ支弁ス準地方費道二関スル費用ハ地方費ノ負担トス 地方費道以下ノ道路ニシテ道庁長官拓殖ノ為必要ト認ムルモノニ関スル費用ハ当分ノ内期間ヲ定メ国庫ノ負担トシ拓殖費ヨリ支弁スルコトヲ得」とありますが、北海道道路令第八條には「地方費道以下ノ道路二関スル工事ニシテ道庁長官拓殖ノ為必要ト認ムルモノノ費用ニ対シテハ当分ノ内其ノ
この北海道の拓殖費は、開拓費は昔から拓殖費と呼んでおりましたが、名称の如何にかかわらず開拓費でございます。これは北海道会の決定は要らないのであります。北海道知事が執行したのは、北海道の住民である自治体の構成員である四百三十万人の人の代表者である道会議員に対して道知事が責任を負う。
しかし実際にこれを施行する場合において、北海道長官であつた岡田さんは、少くとも北海道における地方費とその当時の拓殖費とが一元的に経営されることが望ましいということを言われているはずなんです。うそだと思つたら、私は例をあげて申し上げますが、あなたは昭和二十二年の一月ごろは北海道長官をやつておられた。
それで農林省からの委託を受けてやつていたというのは、農林省所管の国費が北海道の拓殖費の中へ入つて、そうして北海道でそれをやるのだから、だから何か今のようなことがあるならば、これは北海道の責任であつて、残量等があつたならば、北海道庁が二十二年度までの始末をする責任があつて、農林省がそれの始末をしなければいかんかどうか、農林省所管に挙げるのか、建設省所管に挙げるのか、どつちか私はわかりませんが、そういう
それから委託の問題でありますが、これは拓殖費で取つたかどうか、私もちよつと忘れたのでありますが、二十二年度は、これは委託の事業でやつていることは確かであります。それで現在も、実は当時入りました入殖者の住宅等につきましても国有財産になつておりますので、これを拂下げるという問題がありまして、今無償拂下の交渉をやつているというようないきさつもありますので、この当時からやはり国の委託としてやつておつた。
直接税だけは北海道拓殖費として出す。それで結局プラスマイナス、ゼロなんですから、そういうことによつて内地を生かして行くようにしよう。北海道の開発といいますと、北海道に一体移民をなんぼ引受けられるのかということをよく聞きますが、それよりも何十倍も内地に貢献しておる。石炭一つだけお考えになつてもわかります。その点は御理解の上にもなお御理解を深くしていただきたい。
伝えられるような道路費の総額の三割を向うに持つて行くことはもつてのほかだということですが、十分調和のとれた拓殖費を計上したいと思います。
ただ現在におきまして、大体ある程度仕事が行われて、漁港というものができておりますものは、古くから拓殖費等でやつて来られたものであります。これは当時といたしますれば、漁船も現在とは違いまして、当時の漁船に対してはある程度有効であつたという結果から、比較的規模の小さい港がたくさんあるということであろうと思います。
或る程度はこれは昔の北海道拓殖費を以ちましてやつたわけであります。お話のように若しこれが運輸省所管として二十六年度に経費が要求されているといたしましたならば、これは恐らく漁港としてではなく一般港湾的に考えまして、或いは一般船舶の避難というような意味で考えられておりますか、とにかく漁港としてではないということは確実に言えるわけであります。
只今のところ運輸省所管として、一応拓殖費を各省所管に解体いたしました際の申合せによりまして、運輸省所管となつているわけであります。従いましで今後に起つで参りまする指定によつて、漁業の指定が行われました場合には、計画等につきましても十分検討を加えました上で善処をして参りたい、こういうふうに考えております。
○説明員(林眞治君) 昭和二十二年に拓殖費を解体いたしまして各省所管に分けた場合に、運輸省所管ということにまあ申合せでなつております。従つて近く起りまする指定という問題においていずれになるかということは決定を見るだろうと思います。
まず第一の御質問にお答え申し上げますが、従来は北海道拓殖費というものがございまして、これは北海道庁の、自治団体としての北海道の使つておる金よりも、従来はずつと多かつたのでございます。最近はその振合いが少しかわつて参りましたが、そのくらいに毎年々々多額の北海道拓殖費を投下しておつた。
北海道拓殖費が十億なら十億という時代に、北海道の自治団体の費用が三億ぐらいでありました。ところが今日は北海道の自治団体の費用がむしろ百億以上になつて、それから拓殖費に該当するものがその半分になつて来ておる。最近の貨幣価値の変動のかげんがあるか知りませんが、逆な現象になつて来ております。非常に遺憾に考えております。
○増田国務大臣 この開発庁ができますれば、われわれは実質上の北海道拓殖費が飛躍的にたくさん皆様から御議決願うことを期待いたしております。ただ八百板さんも御承知の通り、八百万円だけが総額ではございません。現在実質上の拓殖費は鉄道の改修とか、港湾の改修とか、ああいうことを除外いたしまして、北海道自治に委託された国の事業としての拓殖関係の費用は四十六億円という多額でございます。
御承知の通り、北海道は開拓途上にありますので、北海道に対する國費、予算は拓殖費として一本になつてきたのであります。從つてその額も大きくて、地方に貢献したことも非常に多かつたのでありますが、昨年各省に予算が分立してしまいましたので、その交付金や補助金や配付税につきましても、府縣並と同じように扱われるおそれが非常に多いのであります。
そのほか來年度からの問題としまして、從來北海道の拓殖費で仕事をしてまいりましたものを、内地の農林省豫算で一本にとる。こういう問題がございます。この關係で、從來北海道において水産關係の仕事で、拓殖費として仕事をしてまいりました關係は、全部農林省の豫算に移管をいたすということに相なつております。
これは從來の拓殖費でやつてまいりました考え方が、北海道の拓殖事業を全額國が直營する。こういう考え方から、北海道の分は當然の歸結として十割全部を國がもつておる。こういうことになつておるのであります。内地の方の漁港、船溜りの仕事は、これは地方の事業の國家補助。こういう建前で補助率がきまつておるのであります。
政府當局の御答辯は、北海道拓殖費關係と、内地關係との補助率の違いを御説明になつたかのように思われまするので、この點をはつきりとしておく必要があろうと思いまするので、蛇足を加えまして、この點重ねて政府の御所信を伺う次第であります。
そのために昭和五年以降打續く凶漁のため、村民はまつたく疲弊困憊の状態にあつたのでありまして、どうしてもこの燒尻港に漁港をつくつていただかなければならないということを再三再四北海道長官にも申し上げていたのでありますが、しかるところ佐上長官在任の當時現地を視察いただきまして、長官はこの實情を深く同情せられまして、漁港の築設は現在拓殖費使途の關係もありますので、近き將來において第二期計畫には必ず編入して希望